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モンテッソーリ幼稚園出身ママがつくる100均でおうちモンテ①画用紙で切り貼り編み

モンテッソーリ

この記事では自宅で手軽にできる、おうちモンテの取り組みを紹介していきます。

使うものは家に必ずあるものと、基本的には100均で買える素材になります。

私とモンテッソーリ教育

りお*
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今回は初回なので、私とモンテッソーリとの関わりからお話しますね。この見出しは飛ばしても大丈夫です。

自己紹介でも少し書きましたが、私はその筋では有名なモンテッソーリの幼稚園に通い、モンテッソーリ教育を推進する短大出の保育士だった母に育てられ、幼少期を過ごしました。

モンテッソーリ教育とは簡単にまとめると、子どもが自分で考え、選択し、表現する環境を用意し、「お仕事(手先を動かす遊びやお手伝いなど)」を通して成功体験を身につけ、満足感と自己肯定感を抱かせること等を目標としています。

りお*
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私の主観も入れてざっくりまとめたので、正しく知りたい方は最後に書籍をご紹介しますので参考にしてください。

繰り返し「お仕事」を行うことは記憶力を鍛え、手先を器用にし、また何をするか自分で考え実行に移すことは思考力発信力を育てられます。

こういった力をお子さんに身に付けさせたいと思う保護者の方に、モンテッソーリ教育はとてもおすすめです。

私自身、細かい作業や、物事を順序立てて考え計画すること、議論すること、記憶することが得意な性格なのですが、この力はモンテッソーリ教育により得られたものだと考えています。

数年前、将棋の藤井プロにより更に脚光を浴びたことで今では多くのママさんパパさんの知るところとなり、昔に比べモンテッソーリ教育を取り入れた保育園や幼稚園も増えてきたように感じます。

できれば自分の子供にも同じような幼稚園に通って欲しかったのですが、我が家は共働きなので保育園に通わせるしかなく、また理想とする園も身近にはありませんでした。

りお*
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見守る方の働きかけも重要なポイントなので、ただ教具をたくさん置いていればいいという話ではないのがモンテッソーリの難しいところです。

そのため子供には、自分の過去の記憶と元保育士の親から教えてもらったことを合わせ、自宅で手軽にできる「お仕事」グッズをつくり、朝と夜・休日に取り組んでもらうようにしました。

よくも悪くもコロナ禍で自宅保育が増えたとき、長女は家にいる間テレビはそこまで見ずに「お仕事」やワーク教材をして過ごしていました。親も時折声かけをし、仕事をしながら見守ることができたので、この取り組みは思いもしなかった点でも大いに役立っています。

そして私がしていることを他の方にも紹介することで、少しでもお役に立てたりしないかな…と思い、今回記事にまとめることにしました。

前置きが長くなりましたが、次からは早速第1回目の「お仕事」内容に入ります。

切り貼り編みのお仕事

今回ご紹介するのは、私自身が幼少期一番気に入っていたお仕事、【画用紙切り貼り編み】です。 

この教材はうまく使えば、1歳半から5歳くらいの年齢まで、楽しむことができます。

事前に用意するものは3つです。

  • 100均で購入した色画用紙
  • のり
  • はさみ

色画用紙はどの100均にもありますが、今回はCan Doの商品を使います。

【Can Do画用紙(小)のおすすめポイント】

  1. スティックのりと変わらない小さめサイズ
  2. 40枚というかなりのボリューム
  3. 10色のレパートリー
  4. おうちモンテでよく利用される収納箱にぴったり収まる

4つめのおすすめポイントで使用している収納箱はこちらです。

りお*
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子どもの取りやすさ、大きさ、重さの面で本当に優秀なトレーです!我が家では6つを棚に並べています。

まず、保護者が先程の画用紙を縦に半分、そこから更に2回折り、折り目に沿ってハサミで切り、1枚を8分割にします。

これで事前準備は完了です。

トレーに入れてみました。
りお*
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ピッタリサイズ!7色分入ります。混ざらないように画像のようにゴムで止めるのもいいかもしれません。

ここからはこの切った画用紙を使い年齢別の遊び方を紹介します。

【1歳半】切るお仕事

ここでは1歳半からとしていますが、子供の成長に合わせて進めるようにしましょう。

また、1歳代でハサミを持たせる場合には、保護者の方は子供から目を離さず、細心の注意を払ってください。

①好きなように切る

まずはハサミに慣れてもらいましょう。

先程切った画用紙を1枚取り、端を子どもに持たせ、反対の手でハサミを持って好きなように切らせてみます。

画像は左利き用ハサミ(長女は右利きですが両方のハサミを使います)

画用紙を細くしているので切りやすく、これだけでも、はじめての子には十分楽しめます。

りお*
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手を切ると怖いので、しばらくは保護者の方が一緒に画用紙を持って手伝ってあげてくださいね。

しばらくはひたすらこれを繰り返します。

②線に沿って切る

慣れてきたらこの画用紙に保護者が定規で線を書き、線に沿って切らせてみましょう。

これができるようになるのは少し先かもしれませんが、線にそって切れるようになると、色々なワーク教材も楽しめるようになるので、ぜひこまめに練習してみてください。

③【おまけ】切れ端を集めてお絵描き

①②のお仕事をするときに、余裕があれば近くに小さな箱を用意してみてください。

切ったものを集めて、箱の中に入れるというお仕事も一緒にできますし、切ったものも散らからず一石二鳥です。

これはリンゴのアイスカップを使ってます。

集めた画用紙の切れ端は、捨てずに白い紙の全面にのりを塗り、その上から好きなように貼ってもらうことでお絵描きのようなこともできます。

ネコを作ったそうです。

【参考】ハサミについて

長女には、1歳半頃からハサミを持たせました。

購入したハサミはこちら。

よく切れて、バネがついているので扱いやすく、はじめてのハサミとしてかなりおすすめです。

りお*
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おもちゃのハサミや切る面に刃がついていないものは切りにくいのでストレスが溜まり、子供が使うのを嫌がるようになる可能性があります。

長女はこのハサミの練習を繰り返した結果、2歳半で市販の工作ワーク教材も綺麗に線に沿って切れるようになりました。

【2歳】貼る・折るお仕事

2歳になると、のりを目的の場所に貼る、という作業もできるようになります。

そこで今度はこの年齢で楽しめる2通りの遊び方をご紹介します。

①輪っかづくり

事前に切った細長い画用紙を1枚だし、端にのりを貼り、つなぎ合わせます。

最初はのりを貼れてもつなぎ合わせる作業に苦労するので、まずは1つを繋げる作業を繰り返し練習するのがいいと思います。

一つだけでも、2歳でしたら完成したものを腕輪などに見立てて楽しく遊べます。

慣れてくると画像のように輪っかをいくつもつなぎ合わせられるようにもなります。

完成したらパーティーの装飾にしたり、小さめの輪で作ればおままごとの麺としるて箸で掬ってみたりといった遊びもできます。

②バネづくり

こちらは3歳以降で行う「編む」お仕事の前段階の練習になります。

まずは2色の細長く切った画用紙を取り出し、90度の角度で貼り付けます。

そして順々に折り進めていきます。

最後まで折ったところで、またノリでとめ、出来上がりです。

小さく畳んで指でつまみ、パッと開くとバネのように飛び跳ねますので、子どもは驚き喜びます。

1枚だと短いので、最後まで折ったらその先にのりをつけもう1枚繋げて、、と繰り返すと長いバネが出来上がり、1枚のときより大きく跳ねて面白くなります。

【3歳】編むお仕事

2歳の頃より手先が器用になってきた3歳では、いよいよ編む作業を行っていきます。

まずは画像のようにのりを貼ります。

少しずつ編んでいきます。

髪を三つ編みするように最後まで編んだら、再びのりをはって完成です。なかなかはじめてだと難しいですが、保護者の方は根気よく見守ってください。ある日突然成功して、一気におり進められるようになります。

できた三つ編みは端と端をのりやホッチキスなどでとめれば、腕輪になります。長めにつくれば、王冠にしたりと楽しめます。

【4-5歳】編むお仕事発展版

4歳以降の編む作業についても、2つご紹介します。

りお*
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この年齢になると初めに紹介した画用紙だとサイズが小さいかもしれません。同じ商品の1サイズ大きいもの、2サイズ大きいものも売っていますので、そちらを使った方がいい気がします。ちなみに収納箱も大きいサイズがありますよ。

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①5つ編み〜画用紙枚数を増やす

3つ編みの発展版になります。子どもの覚えが早いようでしたら4歳より早く始めても構いません。

3つ編みが上手にできるようになりましたら、2本ずつ画用紙の色を増やしていきます。

5つ編み、7つ編み…といったようにです。

基本的には奇数で編むのがいいですが、偶数でもできなくはありません。

増やせば増やすほど難易度は上がり、子どもは熱中します。

りお*
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私は幼稚園で、最大17こ編みを作った記憶があります。どこまで編めるか友達と競い合うのも楽しかったです。

②格子編み

続いては格子編みです。

最初に用意した細長い画用紙のほか、こちらはもう1つ保護者が細くきっていない画用紙で、事前に格子を用意する必要があります。

細長い画用紙の色が際立つように、格子の画用紙は黒や白にしてみるといいでしょう。

まずは黒の画用紙にペンを使って均等の長さの線を描き、カッターやハサミを使い線に沿って切ります。画像を参考にしてください。

上下左右最低1センチずつは切り込まないようにしてください。

この隙間に、初めに用意した細長い画用紙を上下交互に編み込んでいきます。

切ったところの一番下までつめれば完成です。

③【参考】作ったものをバッグなどに

先程の格子編みを2つ作ってみてください。

できた2つをあわせてホッチキスでとめ、取手に三つ編みをつけるとバッグが出来上がります。

④【参考2】ハートの格子編み

格子編みはこの単純な形のほか、ハートで編むことなどもできます。

まずは新しく画用紙2枚を用意し、縦半分に切ります。(2枚で2セットのハートができます)

4隅を画像のように丸く切り、②の格子作り同様カッターなどで切れ目を入れます。

ここから半分におり、1枚(a)の輪の中にもう1枚(b)を入れ、次はbの輪の中にaを入れ、といったように繰り返します。

全て編み終わるとハートになりました。

中は開くとこんな感じになります。

りお*
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とっても可愛いです♪大きい画用紙で作って同じようにバッグにしてもいいですね。長女はこのサイズで細々としたもの(どんぐりとか)を詰めていました。

まとめ

今回は画用紙を使った1-5歳向けの「お仕事」を色々とご紹介してみました。

いかがでしたでしょうか?

皆さんもお子さんとぜひ一緒に作ってみてくださいね。

おすすめ書籍

最後におすすめモンテッソーリの書籍をご案内します。

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こちらの本には、今回のような、紙を使った様々なモンテッソーリのアイディアが紹介されています。子どもがハサミやのりを使うことに慣れた頃に、参考にするのに役立ちます。

自分の子供は今どんなお仕事ができるか、年齢別にまとめられたものを目安として知りたい場合はこちらの書籍がわかりやすいかとおもいます。0-3歳と、4-6歳の2冊に分かれています。文庫本サイズなので手軽に読めます。

こちらの書籍にも、家でできるモンテッソーリのアイディアがたくさん入っています。色々な取り組みをされたい方におすすめです。

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